01 電池とは何か
電池を分類すると図のようになるといわれています。この中で、われわれにとって重要なのは化学電池で、乾電池、アルカリ電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などが実用的に使われています。時計やメモリーバックアップなどに酸化銀電池やリチウム一次電池なども大量に使われています。
電池の分類としてよく使われるのは使い捨て電池である一次電池(Primary Battery)と繰り返し充電して使うことが出来る二次電池(Secondary BatteryもしくはRechargeable Battery)です。従来、二次電池の代表は自動車に使われる鉛蓄電池でした。近年になってニッカド電池(Ni-Cd)が登場し、ニッケル水素電池(Ni-MH)、リチウムイオン電池(Li-ion)へと進化していったのはご存知の通りです。
最近、燃料電池が注目を浴びていますが、実用となるのは、もう少し先のように見えます。
【05 燃料電池はリチウムイオン電池を駆逐するか】をご参照ください。
05 燃料電池はリチウムイオン電池を駆逐するか
燃料電池の開発が精力的に行われています。携帯電話やノートパソコンへの搭載でバッテリー駆動時間を延長するのが目的です。 以前よく言われたのは、ノートパソコンは米国出張の帰国の飛行機の中で、出張報告を書くために8時間程度連続して使いたいということでした。
最近は出張報告は現地のホテルで書いて、そのままメールで送付するのが当たり前になってきたため、 このような要求はマイナーなものになってしまいましたが、スマートフォンで映画を長時間見たいとか、新幹線移動の最中にパソコンで仕事をこなしたいということで、やはり長時間駆動の電池を期待する声が強くあります。
また、バッテリー充電時間を短縮したいという要求も大きいものがあります。 まだまだ実用域にまでは達していない燃料電池ですが、現状よりさらに小型化され、 燃料の入手手段も確立されたときには、ノートパソコンの電池はどうなるのでしょうか。
最近は出張報告は現地のホテルで書いて、そのままメールで送付するのが当たり前になってきたため、 このような要求はマイナーなものになってしまいましたが、スマートフォンで映画を長時間見たいとか、新幹線移動の最中にパソコンで仕事をこなしたいということで、やはり長時間駆動の電池を期待する声が強くあります。
また、バッテリー充電時間を短縮したいという要求も大きいものがあります。 まだまだ実用域にまでは達していない燃料電池ですが、現状よりさらに小型化され、 燃料の入手手段も確立されたときには、ノートパソコンの電池はどうなるのでしょうか。