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01 電池とは何か

電池を分類すると図のようになるといわれています。この中で、われわれにとって重要なのは化学電池で、乾電池、アルカリ電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などが実用的に使われています。時計やメモリーバックアップなどに酸化銀電池やリチウム一次電池なども大量に使われています。
電池の分類としてよく使われるのは使い捨て電池である一次電池(Primary Battery)と繰り返し充電して使うことが出来る二次電池(Secondary BatteryもしくはRechargeable Battery)です。従来、二次電池の代表は自動車に使われる鉛蓄電池でした。近年になってニッカド電池(Ni-Cd)が登場し、ニッケル水素電池(Ni-MH)、リチウムイオン電池(Li-ion)へと進化していったのはご存知の通りです。
最近、燃料電池が注目を浴びていますが、実用となるのは、もう少し先のように見えます。
【05 燃料電池はリチウムイオン電池を駆逐するか】をご参照ください。

 

 

電池の分類

 

電池業界ではサイズに略号が使われることがあります。これらの略号は乾電池やニッカド電池のサイズを示しており、リチウムイオン電池も、特にニッケル水素電池との互換を目的として、これに準拠したサイズが採用されています。円筒型の直径18mmのもの、18650や18500はリチウムイオン独自のサイズです。